過疎コンビニ
過疎地域の方々に「要望はありますか?」と聞くと、医療の問題と交通の問題を言われます。
医療の問題は「訪問看護の拡充」を考えています。交通は「白タクの導入(別途投稿します)」を考えています。
そしてもう一つ。「コンビニが欲しい」と言われます。高齢の方にとってちょっとした日常品が買えないのはとても不便です。
最近大手コンビニが移動コンビニを導入しています。余呉では民間で運営もされています。当初は移動コンビニに補助金を出したらどうかと考えていました。ですが移動コンビニは週の内何回か20分程度来るだけ。市営でコンビニが運営できないか試算してみました。
長浜には425の自治会がありますが約半数の220の集落が商店がありません。長浜の集落の特徴は住宅が密集しているということです。220の集落のうち50人以下の集落は20程度です。ほとんどが200~400人程度の集落です。
また特長として全集落に自治会館があります(ほぼ活用されていませんが)。
自治会館内にコンビニを併設します。棚と冷蔵庫を設置して500~800SKU程度の品ぞろえをします。
基本無人でセルフレジを導入します。POSにより日々売上を把握して自動発注にして本部から毎日配送します。
自治会館の開け閉めと商品の品出しだけは自治会で行ってもらいます。
100人の集落の試算
買上数100名×月平均単価5000円=売上500千円 売上粗利150千円(商品原価率70%) 光熱費・通信費50千円 本社管理費20%(=50千円) 営業利益50千円
初期投資はセルフレジと棚代で2000千円 総事業費2000千円×220=440百万円・・・過疎債を活用
月間売上 240百万円 月間利益12百万円
十分な採算が見込めると思います。
集落の売上から得られた利益は自治会に還元します。自治会を法人化して自治会館施錠などの運営費にしてもらいます。
成功すれば全国から注目され他の市町村から視察も相次ぐと思います。ツーリズムとして料金をいただき、本部運営費用に当てます。
過疎コンビニ管理システムは市で開発し、他の市町村が導入したい場合ASPで販売します。
採算性が高ければ米原や高島にも販路を拡大します。